このたび、特集ドラマ『風よあらしよ』に稲垣吾郎が出演することが決定しました。
吉川英治文学賞を受賞した村山由佳さんの評伝小説を原作に、向田邦子賞受賞の矢島弘一さんが脚本を担当、吉高由里子さんが主人公・伊藤野枝を演じ、自由を守ろうと懸命に生きた一人の女性の“炎”を描きます。
【あらすじ】
今から100年前の大正時代、平塚らいてうは「元始、女性は太陽だった」と宣言を出し、男尊女卑の風潮が色濃い世の中に反旗を翻した。喝采した女性たちは社会に異を唱え始めた。福岡の片田舎で育った伊藤野枝は、貧しい家を支えるための結婚を蹴り上京。自由を渇望し、あふれんばかりの情熱を武器にらいてうの青鞜社を支え、やがては時代の“若きアイコン”となっていく。第一の夫、ダダイスト・辻潤との別れ、生涯のベターハーフとなる無政府主義者・大杉栄との出会い、波乱万丈の人生をさらに開花させようとしたやさきに関東大震災勃発。理不尽な暴力が彼女を襲う事となる…。
●吉高由里子さん(伊藤野枝役)
大正時代の女性解放運動家。
100年前、筆一本の力で、結婚制度や社会道徳に真正面から異議を申し立てた。
●永山瑛太さん(大杉栄役)
日本を代表するアナキスト。
自由恋愛を実践し、刃傷沙汰にもなるが次第に
野枝とベストパートナーとなっていく。
●松下奈緒さん(平塚らいてう役)
日本初の女性による女性のための文芸誌「青鞜」を創刊。
「原始、女性は太陽であった」という言葉は、日本の女性解放運動の
幕開けを象徴する言葉となる。
●稲垣吾郎(辻潤役)
翻訳家・思想家。日本のダダイズムの中心的人物。
伊藤野枝の女学校の教師で、最初のパートナー。
彼女の文才を見いだし、知の扉を開いた。
特集ドラマ「風よあらしよ」
【出演】吉高由里子、永山瑛太、松下奈緒、稲垣吾郎 ほか
【放送予定】2022年3月下旬 BS8K /2022年秋 BSプレミアム・BS4K
【原作】村山由佳
【脚本】矢島弘一
【音楽】梶浦由記
【制作統括】岡本幸江
【演出】柳川強