6月1日(水)、第59回ギャラクシー賞贈賞式に草彅剛が登壇し、ギャラクシー賞テレビ部門個人賞を贈られました。
2021年度の第59回ギャラクシー賞、テレビ部門への応募総数は昨年を上回る366 本(地上波260本、BS/CS局29本、ケーブルテレビ局17本、制作会社60本)。こちらに月間賞作品48本を加えた計414本の中から厳正な審査の結果、入賞作品14本、個人賞、特別賞、各1本が選出されました。
今回の草彅の受賞はNHK大河ドラマ『青天を衝け』で、強烈に心に残る徳川慶喜像を見せ、歴史の転換点で、葛藤と諦念を抱えた江戸幕府最後の将軍を、人間として演じあげた卓抜な表現力を評価されたことによるものです。
本日、この1年で最も輝いた方に贈られる賞と紹介され登場した草彅は、「快なり、快なり、うれしいです。1年で最も輝いた賞、ギャラクシー賞、ありがとうございます。感謝の言葉しかありません。賞をいただけたのも自分一人の力ではなく、出演者の方々がいて、スタッフの皆さんが毎日毎日、撮影しやすい環境をつくってくださったおかげです。」と皆さんへの感謝を述べました。さらにこの日は、サプライズゲストとして堤真一さんが祝福に駆けつけてくださいました。
一切知られていなかった草彅は驚きを隠せない様子。堤さんから「本当におめでとうございます。慶喜というイメージを変えてくれたと思います。淡々と抑えた演技でそのおかげで知性と強さを表現できたすばらしい慶喜だったと思います」というコメントをいただきました。
「ありがとうございます堤さん、今後もよろしくお願いいたします」と草彅は深々と堤さんに頭を下げると、堤さんも「本当に今後もついていきますのでよろしくお願いいたします」と演じた平岡円四郎さん風に述べ、会場を沸かしました。
<受賞内容>
テレビ部門個人賞 草彅 剛 大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)の演技
<選評>
2021 年はNHK大河 ドラマ『青天を衝け』で、強く心に残る徳川慶喜像を見せてくれました。内面が滲み出る表情や静かに抑制された台詞など、草彅の繊細な演技により、これまで光を当てられることが少なかった謎多き江戸幕府最後の将軍がひとりの人間として立ち上がりました。「慶喜はこういう人だったのかも」と思わせ、後世に残る徳川慶喜像を作り上げた見事な表現力に敬意を表し、個人賞を贈ります。
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