公開初日となる8月19日(金)にTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、本作の公開初日舞台挨拶を実施、番家一路さん、原田琥之佑さん、尾野真千子さん、竹原ピストルさん、番家天嵩さん、金沢知樹監督そして草彅剛が出席しました。
イベントでは前回の完成披露舞台挨拶をコロナ感染のため欠席した、主演の番家一路さんが満を持して初登壇!他の出演者と肩を並べてイベントに登壇した喜びを語りました。さらに、それぞれの登壇者がかなえたい夢を語る場面では、子供たちから意外な将来の夢が発表され監督が驚く場面や、草彅剛さんより新作映画を作る夢が飛び出すなど、ここでしか聞けない話が満載!終始和やかな雰囲気のアットホームな舞台挨拶となりました。
主人公・久田孝明役の一路さんは映画初出演にして初主演。「今日は『サバカン SABAKAN』を観に来てくれてありがとうございます!」と客席に向けて元気いっぱいに挨拶し、「監督が凄くいい人で僕を選んでくれて嬉しかったです!」と満面の笑み。それに金沢監督は「マジで?ありがとう!」と声を弾ませるも、一路さんから続けて「監督はカッコいいし、頭もいいし」と言われると「あれ?絶対嘘やん!思ってねえなあ!」といった楽しいやりとりも展開されました。
孝明の弟・圭太役の天嵩さんは、実兄・一路さんとの兄弟役共演に「一路がいたから緊張がほぐれた」と言いつつも「でも一路がお兄ちゃん役でなくても大丈夫だったかなあ?」とニヤリとして、兄・一路さんから「最後のその一言はいらないよ?」と優しくたしなめられていました。
孝明の親友・竹本健次役の原田さんは長崎ロケを振り返り「緑豊かでとても綺麗な町でした」と美しい景色を見どころに。孝明の母・良子役の尾野さんは、夫役の竹原さんとの初共演に「手とか口とかが飛び交う夫婦なので、竹原さんがどんなお芝居をされるのかわからず手を抜かないようにと構えて行きました。でもそれが必要ないくらいパン!トン!と行けました」と手応えを口にすると、その竹原さんは「僕の記憶が正しければ、真千子さんとは挨拶や雑談を交わすよりも先に何発もぶん殴られたりして、先にお芝居の方で濃いコミュニケーションがありました。それが最初だったので待ち時間も家族一同自然にいられることができた」と笑わせました。
一方、大人時代の久田孝明を演じた草彅は、他キャストよりも撮影に入るのが遅く「僕が行ったときにはみんな仲良くなっていて…だからなんかつまらなかったです!僕の事なんてみんな気にしてないし。真千子ちゃんなんて僕が行ったらいなくて、竹原さんもいなかった」とすねつつも、金沢監督から周囲を緊張させない人柄を絶賛されると「あら?褒められちゃった~!真千子ちゃ~ん!」とすぐに上機嫌。完成作には「凄くストレートでいい映画。もちろん『犬も食わねどチャーリーは笑う』もいいけれど、『サバカン SABAKAN』にはまた違った良さがあります」と香取慎吾の主演作までPRしながら本作に太鼓判を押していました。
これが長編映画監督デビューの金沢監督。公開前から著名人の絶賛コメントが寄せられていましたが「作り手の方々から、泣いたとか笑ったとかこんなに言われるとは思わず…。丁寧に作っただけなので驚きました」と高評価に恐縮していました。
また本作の内容にちなんで将来の夢を聞かれた一路さんは「昔は宇宙飛行士になりたいと思っていたけれど、通知表を見て諦めた。今なりたいのはお金持ち!」とシビアな返答。すると原田も「僕は映画監督になりたいです!でも、最近気になっているのは投資家かバーテンダー」と大人顔負けの返答で、金沢監督に「すごいな…。みんな何を見てきたんだ?」と驚かれていました。一方、尾野さんは「夢は女優。だんだんと干されていくのではないかと考えると、女優という夢をずっと持っていてもいいのではないかと思った」と心境告白。すると草彅は「もう天職じゃん!真千子ちゃん、向上心あるね!」と感動し「僕は真千子ちゃんとまた共演したい。そして新しい地図で映画を撮りたい!」と期待していました。さらに草彅は「この夏にやってみたい冒険」を聞かれると「なにもない!というか、生きているだけで冒険!毎日が夏休み!」と名言を発し、拍手喝采となりました。
最後に主演の一路さんは「もう一度もう二度もう三度と何回も是非『サバカン SABAKAN』を観に劇場に足を踏み入れてください!よろしくお願いします!」と座長としてしっかり大ヒット祈願をしていました。
いよいよ公開となった映画『サバカン SABAKAN』の魅力をぜひご自身で味わってください。