2019.06.29
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映画『凪待ち』 撮影地「石巻」から初日スタート! 初日舞台挨拶・初日一般公開記者会見に石巻の皆さま大挙!

香取慎吾主演、白石和彌監督による『凪待ち』が、ついに6月28日(金)に公開、本作主演の香取慎吾、白石監督登壇のもと、撮影地の「石巻」にて、初日舞台挨拶を実施、その上、イオンモール石巻という一般の方が見ることができる場所で初日一般公開記者会見を実施するという前代未聞の会見が行われました。

映画「凪待ち」は、宮城県石巻市を舞台に、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇を描く、映画史上最も切ない暴力を描く衝撃のヒューマンサスペンスです。
いままでに観たことのない香取慎吾の芝居・新境地として話題、過去のどの作品よりも“優しい”映画に仕上げたと白石監督が語る本作は、全国行脚の完成披露上映を行い、マスコミ各社からの評判も非常に高く、現在、各映画専門サイトにおいて注目度ランキングNo.1を獲得、これまでもロケ地「塩釜」での完成報告試写会が行われた6月13日には「凪待ち」がトレンドワード入りするなど「凪待ち」が凪とは逆に次第に波が盛り上がっております。

この度、撮影地に感謝を込めて、初日舞台挨拶を「石巻」からスタートし、初日舞台挨拶に参加できなかった、「凪待ち」ファンも一般公開記者会見の場で「凪待ち」の魅力に触れることができる機会となりました。

集まった皆さんは約1500人。一目二人の姿を見ようと集まった皆さんに香取が第一声「皆さんこんにちはー!」と発すると会場中、割れんばかりの大歓声が起きました。二人が手を振る度、笑顔で応える度に声援はさらにふくらみますが、ひとたび二人が語り始めると一言一句聞き逃すまいとするかのように集中して話を聞いていました。

白石監督は「ちょうど1年前おじゃまして撮影をさせていただいた石巻でこうして初日を迎えれたことをとてもうれしく思います」と語り「東日本大震災から7年経った風景の中で(昨年)再生というものをこの映画の中で紡いでいけたらと思いました。石巻をはじめ他の地域の方々にも撮影の前に取材でも大変お世話になり、その間に皆さんから伺った話を台詞の中に生かしたりしました」と語っていました。
香取も「石巻の撮影現場の横の民家でおいしいものをたくさんいただいて。おじいちゃんは震災の話をしてくださるけれどおばあちゃんは震災の話になると奥の部屋に入るということがあったり、短い時間でしたがいろいろなことを感じさせてくれる時間を過ごせました」と撮影当時を振り返りながら感謝の言葉を述べました。

イベントも終わり2人が名残惜しそうにその場を去る時には会場中から「ありがとう!」の声が沸き起こり、さまざまな“感謝”にあふれたイベントとなりました。

仙台のマスコミ各社の方から寄せられた質問には以下のように回答しました。

Q.本日のイベントを迎えての感想をいただけますか。
白石監督:「一般公開会見をやると言い出したのはいいもののスタッフがずっとそわそわしていたのでこのようにたくさんの方が集まってくださりうれしいです。映画をこんなに多くの方々に見ていただけるとはうれしいです」
香取:公開後のイベントをこのようなところでやることができて、たくさんの方が集まって下さり感謝です。ここ(イオンモール)は震災の時には避難場所として使われたと聞きました。そうしたところでイベントを開くことができてみなさんの笑顔があふれる会見をひらくことができていることに心から感謝します。

Q.石巻をよくぞロケ地に選んでくださった、と思っております。ロケ地選定のポイントなどをうかがえますか。
白石監督:ドキュメンタリーを見ているのかと思うような映画にしたかったのでそういう場所を選びました。例えば道もこういうところを郁男は歩いているのだろうな、というところを選びました。
香取:それぞれのロケ地が固まりすぎず、遠すぎず、ロケ地巡りをするのにはちょうどいい距離だと思います。よりディープな石巻を知ってもらえると思うので映画をさらに楽しむためにもぜひロケ地をまわっていただきたいです。

Q.ロケ地の中で特に印象に残っているシーンは?
白石監督:ぜひエンドロールまで見てほしいです。
香取:朝が明ける前の防潮堤を歩いている姿です。いろいろな思いで押しつぶされそうになっている中、台詞はないのですが心の中でいろいろな会話をしているあのシーンが好きでした。

さらに、この後石巻を後にした白石監督と香取は東京に戻り、恒松祐里さん、西田尚美さん、吉澤健さん、音尾琢真さん、リリー・フランキーさんとともに舞台挨拶を六本木ヒルズで行いました。意外な撮影中の内緒にしていたエピソードの数々を披露し合い大いに盛り上がりました。

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