2020.10.09
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主演:草彅剛×内田英治監督登壇! 日本外国特派員協会での記者会見が行われました!!

おかげさまで、草彅剛主演、内田英治監督オリジナル脚本映画『ミッドナイトスワン』が9月25日(金)より全国で公開開始以来多くのお客さまにおこしいただいております。

この度、欧米、アジア、中東などの海外メディアから『ミッドナイトスワン』の会見開催を望む声が日本外国特派員協会に多数あり、熱烈なオファーを受け、主演:草彅剛と、本作の脚本・監督を務めた内田英治が日本外国特派員協会の記者会見に登壇いたしました。外国記者からの質問からの質問や、世界中で本作を応援しているファンに向けてメッセージを語りました。

冒頭の挨拶で、内田監督は「映画の公開は3週目を迎え、大変多くの人に観ていただいています。オリジナル脚本の映画が、これだけの劇場数で公開され、多くの人に観ていただけるということはなかなかないことです。小説や漫画が原作の映画が多い日本で、たくさんの方にオリジナルの脚本映画を観ていただけているこの状況を、とてもありがたく思っています」とコメント。

草彅は「映画は今公開中ですが、今日のこの会見をいろんな方が見ることで、よりたくさんの方に関心を持っていただき、1人でも多くの方々に作品の魅力が伝わることを願っています。いつもの会見とは少し雰囲気が違うということからも、この作品がいろんな方に注目され、広がっていることを実感しています。『ミッドナイトスワン』が、大きく遠くに羽ばたいているのかなという気持ちです。今日はよろしくお願いいたします」と笑顔で語りました。

続いて早速、海外メディアの方々から質問が飛び、役を引き受けた理由についてたずねられると草彅は「この作品は、監督のオリジナルの脚本です。初めて脚本を読んだときには、トランスジェンダーの役で難しいとは思いましたが、それ以上に、脚本から、今まで感じたことのないような温かい気持ちが込められているのを実感できました。もちろん、すごく難しい役だとは思いましたが、それよりもこの素晴らしい作品に参加したいという気持ちが勝ってしまいました。そして、すぐに撮影に入りたいという気持ちにもなった作品です」と説明しました。さらに、撮影に入ってからも「役作りに関しては、トランスジェンダーをあまり意識せずに、脚本が持っているエネルギーのようなものをのせていきたいと思っていました。僕自身が脚本を読んだときに流した涙はどんな涙なのか、なぜ涙が流れたのかはよくわかりませんでした。でも、自分自身、とても素敵な涙だと感じました。そのエネルギーや気持ちを役にのせることが一番の役作りだと思い、演じました」と役作りの様子を明かしていました。

また、内田監督からは、「日本においては、まだまだジェンダーへの理解度や認識が低い傾向の中で、多くの若い人がこの映画に反応してくれたことをすごくうれしいと感じています。映画館では多くの若い人を見かけます。そして、そういった若い人たちが観るきっかけとなったのは、草彅剛という俳優がいたからこそだと思っています。映画監督としてとてもよろこばしく感じています」と笑顔を浮かべていました。

最後の挨拶で草彅は「世界中の皆さんにこの作品を観ていただきたいと思っています。とてもデリケートな問題も描かれていますが、みなさんが考えるきっかけになっていただけたらうれしいなと思っています。自分自身が本当に“いい作品だな”と思える映画に出演できたことがとてもうれしいです。この感動を1人でも多くの方に届けられたらいいなと思っています。皆さん、どうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけていました。

内田監督は「おかげさまで、興行的にもヒットしていて、大変よろこばしいことと思っています。規模としては決して大きくないけれど作家性の強い作品を、多くの人が観てくれていることがうれしいです。さらに多くの人に観てほしいと思っています。作品の背景にある差別やジェンダーの問題について、少しでも考えるきっかけ、その第一歩になってくれたらいいなと願っています」とアピールし、記者会見を締めくくりました。

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