4月22日、稲垣吾郎主演 舞台「サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-」ゲネプロが行われました。
この物語は、“18世紀パリに実在した死刑執行人サンソンの物語”で、歴史に燦然と輝くフランス革命、その真裏で同時に進行していた知られざる真実を描いています。
宿命と戦いながら生き抜いた、サンソンの孤高の人生を、稲垣吾郎が生き始めました。
ゲネプロを迎えた稲垣吾郎、演出の白井晃さんからはこのようなメッセージが寄せられています。
シャルル‒アンリ・サンソン 稲垣吾郎コメント
久しぶりの新作舞台になり、良い緊張感で稽古を続けることができました。
フランス革命期に実在した死刑執行人”サンソン“は、僕がぜひ演じてみたいと思っていた人物でもあります。
重い時代の中でも、社会を良くするために職務に忠実に生きた、サンソンという人物を精一杯演じたいと思います。
演出 白井晃コメント
当初、この様な時世の中で、これほどエネルギーを必要とする作品を作ることが本当にできるのか、大きな不安を持ちながら創作は始まりました。民主政治の源流となったフランス革命の熱と、その時期に実在したサンソンという死刑執行人の苦悩の物語を語るには、余りにも状況が不向きのような気がしたからです。
ムッシュー・ド・パリと呼ばれたひとりの男がたどった人生は、今の私たちからはおよそ想像できないほど過酷なものだったはずです。しかし、その人生に迫ろうとキャスト、スタッフが懸命にリハーサルを積み重ねるうちに、人が集まり創造するという演劇の持つエネルギーが、私たちをどんどん前へと引っ張ってくれ、初めあった不安は少しずつ消えていきました。そして、今、死神のように恐れられたシャルル-アンリ・サンソンの、心の奥底に流れる優しさに触れることができた気がします。フィクションの中にあるリアルを作り出す為に、献身的に惜しみなく力を発揮してくれた、キャスト、スタッフの結束力がもうすぐ実を結びます、きっと。
公演名:『サンソンールイ16世の首を刎ねた男ー』
出演:稲垣吾郎/中村橋之助
橋本 淳 牧島 輝 落合モトキ 藤原季節 清水葉月
智順 藤田秀世 有川マコト 松澤一之
田山涼成/榎木孝明
演出:白井 晃
脚本:中島かずき(劇団☆新感線)
音楽:三宅 純
公演日:2021年4月23日(金)~5月9日(日)東京建物Brillia HALL
2021年5月21日(月)~5月24日(月)オリックス劇場
2021年6月11日(金)~6月13日(日)久留米シティプラザ
2021年6月25日(金)~6月27日(日)KAAT 神奈川芸術劇場
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