2月8日（木）、香取慎吾主演『テラヤマキャバレー』の舞台挨拶＆公開ゲネプロが、2月9日（金）～29日（木）日生劇場、3月5日（火）～10日（日）梅田芸術劇場メインホールの上演を前に行われました。本日は、香取と脚本の池田亮さん、演出のデヴィッド・ルヴォーさんに加え、共演者の成河さん、伊礼彼方さん、村川絵梨さん、平間壮一さん、凪七瑠海さん（宝塚歌劇団）が登壇し、華やかな舞台さながらの舞台挨拶となりました。冒頭の挨拶で香取は、「みなさんこんにちは、香取慎吾です。いつもの慎吾ちゃんとはちょっと違う様子で、この日生劇場の舞台に立っています。寺山修司さんが亡くなった年と同じ年に稽古中に僕はなりました。とっても不思議な話で、池田さんが寺山修司さんのセリフを拾い集めて紡いでくれて、ルヴォーさんがそれを優しく僕たちに植え付けてくれました。稽古の中でだんだんだんだんこの舞台が好きになる自分がいました」と優しい微笑みをたたえながら語りました。そんな言葉を聞いたルヴォーさんからは、「今回、香取さんと初めてお仕事をするのですが、香取さんと初日にお会いしたまさにその日、この舞台に立って『観客のみなさんとつながってください』と言いました。そして（香取との稽古初日となる）その時にマジカルなすばらしいことが起きたのです。その瞬間、この作品はいい作品になると確信しました」と語りました。さらに、池田亮さんからは、「僕は慎吾ママ世代なので、寺山修司さんの書物などを読んだ後に、慎吾ママを見てその後に爆睡して、その時に見た夢のことを作品に書いたりということをしていました。結果、寺山修司さんと慎吾さんが共存しているようなものをイメージし、2人に当て書きしているような作品になりました」という興味深いエピソードも披露されました。いよいよ初日目前となり、ここまでを振り返ってもらうと香取からは、「ルヴォーさんから『君はシャイなのかい』、と言われました。これまでも共演者の方とワイワイ会話するという時間をもってきませんでしたが、『シャイなのかい』、と言われ『シャイじゃないんです必死なんです』と答え、初めてそうか、今までも自分は必死だったんだ、と気づきました」といった告白が。さらに、ここまで寺山修司さんと向き合ってきた結果、「自分も生きていて感じること、『生きるということ』が寺山修司さんなのかな、というところに今は来ています」と語りました。また、2月16日（金）に配信決定が発表された、劇中で歌われる楽曲「質問」について香取へ質問が飛ぶと、「『質問』という曲を舞台とは別に配信もすることが決まりまして、これは本当に縁というか。音楽プロデューサーの朝妻一郎さんの思いを受け取ったテレビプロデューサーの黒木彰一さんが僕に伝えてくれたのが3年ほど前。そして、いつの日か歌えたらと思ったところに舞台のお話が来て、寺山さんの作詞の歌とこの舞台がつながりました。『質問』という言葉もこの舞台にとってとても大事な言葉になっています。僕もたくさんの質問をとても多くの方に投げかけていきたいです。ぜひ聞いてください」と語りました。池田亮さんからも「僕から慎吾さんにこれをやってもらえますか、という『質問』に台本がなっているような気がします」という発言もあり、「質問」が作品のキーワードになりそうです。最後に香取からは、「見に来てくださる方にも好きになっていただいて、エンターテイメントの楽しさ、夢の世界をたくさん感じていただける作品になっていると思います。帰る時にはどこか上を見つめて受け止めた自分の中に残った言葉を見つめる時間が訪れると思います。少しでも先の未来の笑顔に向かっていける作品になっていると思います。ぜひ舞台から何かを感じ取ってもらえたら」とご覧になるみなさまへ語りかけました。劇場でこの思いのすべてを受け止めていただきたいと思います。
【公演概要】
公演名：テラヤマキャバレー
出演者：香取慎吾 成河 伊礼彼方 村川絵梨 平間壮一 凪七瑠海（宝塚歌劇団）他
日程・会場：
東京 2024年2月9日（金）～29 日（木） 日生劇場
大阪 2024年3月5日（火）～10 日（日） 梅田芸術劇場メインホール
公式ホームページ：https://www.umegei.com/terayama_cabaret2024/
ハッシュタグ：#テラヤマキャバレー
公式X：@TerayamaCabaret
企画・制作・主催：梅田芸術劇場