2025.07.29
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草彅剛が舞台『シッダールタ』に主演決定、出演者そしてメインビジュアルが解禁!

この度、草彅剛が2025年11月15日(土)より上演される舞台『シッダールタ』へ主演することが決定、出演者そしてメインビジュアルが解禁となりました。劇作長田育恵さん、演出白井晃さん、音楽三宅純さんが臨むヘルマン・ヘッセの最高傑作となります。
本作は、世田谷パブリックシアター芸術監督・白井晃さんがノーベル文学賞受賞作家であるドイツの作家ヘルマン・ヘッセの「シッダールタ」を舞台化した作品となります。
ヘルマン・ヘッセは、20世紀前半の激動のヨーロッパを生きた作家であり2つの世界大戦に衝撃を受け、インドを訪れたことをきっかけに東洋思想と出会い、自我を探求し思索を深め、古代インドを舞台に宗教家が悟りに至るまでの姿を「シッダールタ」に描きました。
本作では、連続テレビ小説「らんまん」にて令和5年度文化庁芸術選奨新人賞を受賞した劇作家・長田育恵さんが、「シッダールタ」の壮大な世界観をベースに、作家自身の思索も補助線として、現代を映す舞台へと昇華。白井晃さんと長田育恵さんの初タッグに加え、音楽は世界の名だたるアーティストと創作を共にし活躍を続ける作曲家・三宅純さんにより、極めて不安定な世界情勢の中、情報の氾濫、価値観の変容、哲学の喪失によって混沌とした世界の中で、宗教とは何か、他者とは何か、そして、個のアイデンティティとは何かを、この作品を通して映し出し、平和主義を唱えたヘッセが「シッダールタ」で何を伝えようとしたかを考えていきます。

主演を務めるのは草彅剛。白井晃とは2018年の『バリーターク』、2020年・2021年(再演)の『アルトゥロ・ウイの興隆』に続いて3作目のタッグとなり、実在する宗教家で仏陀(釈迦と言われる仏教の始祖ブッダ)と同じ名を持つ青年シッダールタと、「現代を生きるヘッセ」に重なるひとりの男を演じます。
シッダールタの生涯の友となるゴーヴィンダ役は、杉野遥亮さん。シッダールタと深い関係で結ばれるカマラーには、瀧内公美さん。確かな実力で引っ張りだこの2人が、シッダールタの旅に寄り添います。
男の友人デーミアンに、鈴木仁さん。シッダールタの息子に中沢元紀さん。
シッダールタの父に、松澤一之さん。シッダールタに商売を教える商人のカーマスワーミに有川マコトさん。古代インドの大河の渡し守ヴァズデーヴァにノゾエ征爾さん。
そして池岡亮介さん、山本直寛さん、斉藤悠さん、ワタナベケイスケさん、中山義紘さんら実力派俳優たちが集結。更に唯一無二の振付を体現していくダンサーたちが加わり、壮大な『シッダールタ』の世界を白井晃さんが立ち上げます。

■草彅剛コメント
今作は「人間とは何か」「地球とは何か」「宇宙とは何か」というような、未知なる壮大なテーマを持った作品で、ひとりの人間としてこの壮大なテーマに立ち向かっていくことにドキドキした気持ちです。自分自身の全力で取り組まないと薄っぺらいものになってしまうと思うので、筋肉を鍛えて(笑)頑張りたいです。
白井さんはいつも僕の可能性を広げてくれる、とても情熱的で素敵な方。今までご一緒させていただいた作品はどれも自分の人生のターニングポイントになってきたので、今回もそんな作品になると期待に胸を膨らませています。迷いやプレッシャーもありますが、未だかつて観たことのない、壮大な舞台をお届けいたします!

■ストーリー
ひとりの男(草彅剛)が、世界の混沌の中で自身を見失い佇んでいる。友人のデーミアン(鈴木仁)は行動を促すが、彼は歩き出す道を見出せない。同僚のエヴァ(瀧内公美)の支えを受けながら思索の森に足を踏み入れ、やがて彼はシッダールタとなる。
古代インドに生まれたシッダールタ(草彅剛)は、最高位のバラモン階級の子として生きている。その生活に疑問を抱き、より深い叡智を求めて、家を飛び出す。シッダールタについてきたのは、彼に魅了されている青年ゴーヴィンダ(杉野遥亮)ただひとりだった。
しかしシッダールタは、修行の意味に疑問を抱き、修行の道を突き進むゴーヴィンダとも袂を分かち、俗世に下野する。やがてシッダールタは、美貌と知性と教養で確固たる地位を築いた高級娼婦・カマラー(瀧内公美)と出会い、性愛による快楽を体験する。さらには商売で富を得ることで、所有欲を満たす経験を覚えるが、それでも本質が満たされることはなく苦悩する。やがて彼は川で渡し守のヴァズデーヴァ(ノゾエ征爾)と出会い、彼の世界観に導かれていく。川の流れの中、シッダールタは別れたカマラー、自らの息子(中沢元紀)、かつて袂を分かったゴーヴィンダらと再会を果たし、自らにさらに深く問いかける。
出会いと別れを繰り返し、この世界に絶望し、人生に迷っていたシッダールタが、悟りの境地にたどり着いた時に見えた景色とは―。その音とは―。

■公演概要
【東京公演】2025年11月15日(土)~12月27日(土) @世田谷パブリックシアター
【兵庫公演】2026年1月上演予定 @兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

原作:ヘルマン・ヘッセ「シッダールタ」「デーミアン」(光文社 酒寄進一訳)
作:長田育恵
演出:白井 晃
音楽:三宅 純

出演
草彅 剛、杉野遥亮、瀧内公美
鈴木 仁、中沢元紀、池岡亮介、山本直寛、斉藤 悠、ワタナベケイスケ、中山義紘
柴 一平、東海林靖志、鈴木明倫、渡辺はるか、仁田晶凱、林田海里、タマラ、河村アズリ
松澤一之、有川マコト、ノゾエ征爾

美術:山本貴愛
照明:齋藤茂男
音響:井上正弘 
映像:栗山聡之
ヘアメイク:川端富生 
衣裳:前田文子
ステージング:平原慎太郎 
演出助手:加藤由紀子 
舞台監督:田中直明
プロデューサー:大下玲美(世田谷パブリックシアター) 
世田谷パブリックシアター芸術監督:白井 晃

宣伝美術:永瀬祐一 
宣伝写真:設楽光徳 
宣伝衣裳:堀井香苗 
宣伝ヘアメイク:川端富生、荒川英亮(草彅剛)

企画制作:世田谷パブリックシアター
公式HP:https://setagaya-pt.jp/stage/25224/

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