2025.10.16
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草彅剛、Netflix映画『新幹線大爆破』劇場公開記念舞台挨拶にサプライズ登場!

10月15日(水)、草彅剛が主演したNetflix映画『新幹線大爆破』の劇場公開記念舞台挨拶が実施され、草彅がサプライズ登場しました。
 

この日、グランドシネマサンシャイン 池袋では1日限りのDolby Atmos上映が実施され、平日夜の上映回にも関わらず会場には大勢の観客が詰めかけ満席となりました。上映が終了し興奮冷めやらぬ会場に樋口真嗣監督と登壇が予告されていなかった草彅が登場。どよめきとともに黄色い歓声に包まれ、ふたりに割れんばかりの拍手が送られました。草彅は「今日はちょっと雨も降って足元の悪い中、劇場に駆けつけてくださりありがとうございます。短い時間ですが上映も終わった後なのでネタバレも含めて楽しい時間を過ごしましょう」とにっこり。なぜか映画館スタッフの制服を着て登場した樋口監督は「実は今日グランドシネマサンシャイン 池袋の制服と名札を借りまして、今日はマチダです」と照れ笑い。昨日から音響調整のためグランドシネマサンシャイン 池袋に通っているという樋口監督について草彅は「みなさんスクリーンでの上映楽しんでいただけましたか?家で見るのもいいけど、劇場の迫力、すごいよね!監督がまた音響とか調整して頑張って準備したんです!」と監督の苦労を語り、客席からは大きな拍手が湧き起こりました。映画の撮影時を振り返ろうとすると、どんどんエピソードがあふれ出すふたり。まずは草彅が「高市は車掌だから『出発進行!』ってセリフを劇中でも宣伝でも言うことが多かったじゃないですか。今でも新幹線に乗るときに一人で言ってしまうんです。隣の人に変な目で見られる」と私生活への影響を暴露すると「実は撮影前からJR東日本さんで研修を受けたんですよね。教える人によって手の角度のこだわりがあったりして、おもしろかったよね」と樋口監督。草彅は「現場でもJRの方に細かく指導をいただいたら身に沁みついちゃって大変」と苦労を語りつつ楽しそうに話しました。大規模な撮影の裏側について話が及ぶと樋口監督は「実際の新幹線でも撮影はしていますが、セットとして実寸大の車両を2両ほど作ったんです。だからリアルな撮影ができたんですが実寸大だからセッティングも大変でした。そして新幹線を止める水タンクもあったんですが、あれもスタッフ30~40人で動かすなど大変な撮影でした」と労力を語ります。草彅は「松尾(諭)さん演じる後藤が、細田(佳央太)くん演じる藤井の体が衝撃で浮きそうになるところを抑えるというほんの数秒の、下手したら一瞬しか目に入らないというカットがあったんですが、松尾さんをワイヤーで吊って引っ張る人たちと水をかける人たち、そして窓ガラスの破片に見立てたものを投げる人たちとで総勢50人くらいの人力で撮影していたんです。人件費も含めてたぶん一番お金がかかっているカットだったので『僕がやりたい!なんで僕じゃないの?』とずっと言っていました。僕のカットはまったく人件費がかかってなかった!(笑)」と嫉妬心をあらわにしていました。草彅が「クライマックスだった」と語るシーンは、高市と豊嶋花扮する柚月が対峙するシーン。命と向き合う緊迫したシーンでもあったため、樋口監督は前日の撮影後にリハーサルを提案したといいます。2~3時間ほど行い翌日の撮影に備えたが、次の朝もまたリハーサルが行われたそうで「朝から撮影するから前の日の夜に練習したと思ったのに、朝から監督が僕と豊嶋さんを座らせて身の上話を始めるんです。『俺は高校時代にノストラダムスの予言を信じていたのに裏切られた』とか『大人が嫌いだった』とかなんとか高校生の頃からの生い立ちを話しはじめて。僕も豊嶋さんもぽかーんとしてたけど監督が『そういう思いを役に込めてほしいんだよ』と話しながら泣いてたので、しっかりやらなきゃと再び気合をいれていたら、監督が『じゃ、昼飯食ってから撮影ね』と。今撮らないの!?」とびっくりしたエピソードを明かし、その瞬間を思い出しながら盛大に突っ込みをいれた草彅に観客は大爆笑。樋口監督は「ごめんごめん」と平謝りだったが、草彅は「でもおかげでいいシーンが撮れました」と、樋口監督と熱い抱擁を交わしました。樋口監督からは草彅のあるシーンでの細かい演技に対する指摘も飛びました。「JRの職員さんは絶対にポケットに手を入れてはいけない、というルールがあるんです。草彅さんはジーニストだから、普段実は自然とそのポーズをしていることがあります(笑)。撮影では我慢してもらっていたんですが、1シーン思いっきり手をポケットに突っ込んでいるシーンがあるんです」と暴露。「えっ、ほんとに!気づかなかった!」と焦る草彅だったが、「斎藤工さん演じる総括指令長の笠置と電話を切ったあとだったから、『もう俺はJR職員の顔を捨てる』という決意表明の演技なのかな?と思っていたけど違ったのか!」と無意識のお芝居であったことが明かされふたりで笑い合いました。また舞台挨拶では、本作がアジア太平洋地域の優れたコンテンツに贈られるアジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワードの主演男優賞、作品賞、撮影賞(フィクション部門)、サウンドデザイン賞の4部門で日本代表として選出されたことが発表されました。12月の受賞結果の発表を前に「みんなが応援してくれたらたぶんいい結果になるので、引き続き応援よろしくお願いします」と客席に声をかけました。イベントの最後には、「初めてのNetflix、そして『日本沈没』から20年という月日を経て大好きな樋口監督とまたご一緒することができたという思い出深い作品になりました。出発進行という高市の言葉どおり、自分の人生もまだまだ走り続けていきたいですし、監督とも今度は20年といわずもっと早く、楽しいレールにのって素晴らしい未来に作品を残していきたいです」(草彅)、「劇場で見るのはやっぱりいいねと思ったり。これからも配信で楽しんでいただけると嬉しいです」(樋口)と締めくくりました。
 

■作品概要
Netflix映画『新幹線大爆破』
10月3日(金)よりイオンシネマ シアタス調布、イオンシネマ シアタス心斎橋にて2週間限定公開
Netflixにて独占配信中

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